子供心を忘れたくても忘れられないゲームオタクの日常

ヘビーメタルサンダー

2012.06.06 (Wed)
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勝者は英雄、敗者は奴隷となるロボットレスリングの最高峰、
「タイタンファイト」で戦いを繰り広げるSLGっぽいムービー集
主人公、秋葉デンキと父親ヘイワードとの
周囲を巻き込んだ確執や葛藤が軸の宇宙戦争的なシナリオで
全編アニメとCGのムービーで描かれる。
CGの安定感とクオリティはさすがスクエニか。
まぁゲーム本編は2時間ちょっとで終わったけどな(´・ω:;.:.
<タグ>ゲームレビュー 評価 攻略
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ロボには外殻を構成するパーツ(頭部、肩、腕、胸、脚)に加え
内蔵コアによる全体的な強化も出来る。
これにより部位破壊などが取り入れられているが
プロレスを題材にしたゲームのわりに
通常技の選択肢が無く、バリエーションが少ないのはかなり微妙。

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また、肝心のロボットバトルはSLG的な戦力性は乏しく
指定されたコマンドを選択すれば
こちらのロボがよほど弱くない限り負けることは無い。
三すくみ云々より、後出しジャンケン的なシステムのため、
難易度はかなり低いものになっている。
そのままラクガキ王国のようなシステムにすれば良いのに、
なぜ相手の行動を予測できるようにしたのか。

ヘビーメタルは大音量で叫ぶイメージがあるが、
ハードロックではないのでそれほど激しい曲は無い。
相川七瀬の歌も入ってるし、親友のサモンの歌もマイルドだ。
聖飢魔IIを想像してもらうと良いと思う。
トゲトゲしている外見だが歌自体は繊細だったり
普通に耳に馴染む感じで良かった。

シナリオはパロディネタやシュールなネタが多く、
他のメーカーでバカ要素にここまで力を注げるのは、
セガかソニーくらいしかないと思っていたので、むしろ見直した。
俺は声優ネタよりもパロディネタの方がツボだったかな。
最近ではパロディネタなんてギャルゲーならよく見かけるけど
やっぱりスクエニはクオリティが違うw

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良い意味でのバカさ加減は上記のメーカーと十分渡り合っており、
結局、何を目指したのか、どの層を狙ったのか、
そもそも力の入れどころを間違えたのではないかと思ったが、
そこはヘビーメタル、魂で感じろということなのだろう。

ただ、せがれいじりのスタッフが紛れているのは間違い無い。
このゲームをクソゲーと言う人は、
真顔でせがれいじりもクソゲーと言う人だろう、異論は認める。
また、妙にエロいロボットが登場するあたりは、
こちらもエニックス繋がりでスーパーギャルデリックアワーとも
関連性が見られる気がするぞ、、、確証は無いけど。

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さらに余談だが、当時のスクエニやカプコンは、
登場人物の声に俳優や芸能人を起用することが多かったが、
なぜか棒読みの芸能人を起用するのは不思議なところだ。
ジブリにでも憧れてんのか?
演技の上手いローリーは本作には色々な意味で適役だったが、
熊田曜子や劇団ひとりなどの炎上芸能人を
起用する意味が分からない(それは後の話だ)

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特に熊田曜子は本人を元にした目黒ヨーコという、
ヒロイン役で登場する優遇っぷりで辟易したが、
よく考えれば半熟ヒーローに鉄拳が登場したようなもんか。
FFや鬼武者ならともかく、このゲームはあまり…
さして羨むことでは無いな、うん。

そしてクリア後は敗者の島流し先であるデスアイランドで
ミッションモードをプレイできるようになり、
ロボレスでライバル達と戦っていく。

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俺はアバターにヨーコを選択して始めてみたけど、
攻撃時や勝利時のセリフがヨーコになる程度で、
案の定、戦ったりロボのカスタマイズするくらいで
イベントは特に無いし、こちらも短くてやりこめなかったなぁ…
対戦相手が多いだけでも結構変わると思うんだけど。

総評すると、ゲームとしてはほとんど遊べないが、
独自の世界観とキャラがツボにハマれば
言うほど悪いゲームではないんじゃないかと。
トリックスター的なバロ・渦巻なんか味があって特に好きだなぁ。
時々ムービーを見たくなるプレイしたくなる、
妙な中毒性があるゲームだと思う。
なんかレビューというよりネタ全開な説明文になってしまったな。
…ヘビーメタルサンダー恐るべし。

グラフィック
音楽
システム
熱中度
満足度
総合評価
4
4
2
3
3
61
(※グラフィックと音楽の評価はハードにより異なります)