子供心を忘れたくても忘れられないゲームオタクの日常

銀河英雄伝説

2012.05.27 (Sun)
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銀河英雄伝説の戦略SLGでレビューするのはPS版。
本作はイゼルローン攻略からバーミリオン会戦までを描いている。
銀河英雄伝説のゲームはPC版ばかり有名であり、
コンシューマーではFC、SFC、PSと、
いずれも勝ちハードで発売されているものの空気扱いとなっている。
PS版の無印はSS版のシステムと
「PLUS」のボイスとグラフィックを流用して出来た、
言わば「PLUSダッシュ」「PLUSターボ」と言った位置付けだ。
<タグ>ゲームレビュー 評価 攻略
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戦略パートは艦隊の編成や移動のみで、
ギレンの野望以上に政治、政略に関する部分が少ないので
ゆっくり腰を落ち着かせ、十分に一手一手を吟味する、
そういったSLGを期待しているとガッカリするかも。

分岐らしい分岐も帝国側のオーベルシュタインの処遇と、
イゼルローン要塞の攻略提案の有無のみで
原作にほぼ忠実に沿ってシナリオが進む。

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能力値はそれぞれ攻撃、防御、機動などのスタンダードなものから
戦闘開始時の士気の高さに影響する統率、
補給や艦艇補充のときのコストが低くなる運営、
要塞への破壊力に影響する占領など多彩。
無能な指揮官でも有能な参謀を配置すると
補正が加わりマシになるシステムも面白い。

功績やイベントにより昇進し、少将になれば艦隊を統率できる。
上級大将(元帥)まで昇進可能。
功績は言わば経験値で、階級はレベルのようなものとなっており、
階級が上がると能力値も全体的に上昇する。
しかしこれにより、最初から元帥のラインハルトより
階級の低いキルヒアイスや双璧の方が
最終的にラインハルトより強くなってしまう。
大したことないわ金髪の小僧。
逆に同盟に亡命するメルカッツは上級大将から中将に降格となるが
能力は据え置きなので更に強くなれる。

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戦闘パートはターン制のSLGではなく、リアルタイムSLGといった感じ。
いかに敵艦隊を包囲し、側面や背後を取るかが鍵。
接近戦になるとワルキューレやスパルタニアンが
ファンネルのように敵艦を強襲したりと、よく出来ている。
まぁ敵が少数の艦隊で直進してくる戦法がデフォなので
ぶっちゃけこちらの数が相当少なくないと負けることはない。

その反面、イベントをこなさないと
イゼルローン要塞を攻略するのは無理ゲーで
原作ではワーレン艦隊の特攻に急いで艦隊を帰還させていたが
本作ではそんな心配はしなくていい(悪い意味で)

これにより同盟はジワジワと帝国領を進軍する楽しみがあるが
帝国はイゼルローンから進撃してくる同盟を迎え撃つだけの
モグラ叩きなので面白みに欠ける。
まぁ帝国の方が人材の質、量ともに上なので苦肉の策なのだろう。

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人選もやや微妙で、ケンプやメックリンガーの副官なんているのに
シュナイダーやシューマッハやマシュンゴなどの有名どころがいない。
シュナイダーなんてバイエルラインを太眉にすれば良いのに。
ここら辺はもう少し頑張って欲しかった。

総評すると、不満だらけになったがキャラゲー故にってやつだ。
むしろやって損はしないというレベルでゲームとしては及第点。
キルヒアイスの最後のシーンはフルムービーと結構頑張っている。
この時代辺りからキャラゲーって
ようやく評価されるようなレベルに達してきたと思う。
FC版なんかゲームと言うにはおこがましいレベルだったしな。

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ファッ!?(FC版のオマージュかよ)
ちなみに好きなキャラはヤンとキルヒアイスとメルカッツです。

グラフィック
音楽
システム
熱中度
満足度
総合評価
3
3
3
3
3
60
(※グラフィックと音楽の評価はハードにより異なります)