子供心を忘れたくても忘れられないゲームオタクの日常

ワンピース とびだせ海賊団!

2017.04.28 (Fri)
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様々なゲーム要素を取り入れたワンピースのADV・RPG(?)
ローグタウンの近海で「イニシエの黄金」と呼ばれる財宝の
手がかりとなる「イニシエのカケラ」を5つ集めた麦わらの一味。
その直後に霧が立ち込め、謎の巨大船の襲撃を受け、
ルフィ達は各々カケラを持ったまま離れ離れになってしまう。
一方その頃、大海賊になるという夢見て旅立つ、
3人の少年少女達が大海原へと乗り出そうとしていた。
プレイヤーはこの新米海賊団の船長となり、
ルフィ達と助け合いながらゲームを進めていく。

麦わらの一味のメンバーはイニシエのかけらと同数で、
ルフィ、ゾロ、ウソップ、ナミ、サンジの5人まで。
チョッパーは隠しキャラ扱いでストーリーには絡まず、
ビビやバロックワークスのメンバーも登場するが、ゲスト扱い程度で
ミス・オールサンデー(ニコ・ロビン)にハナハナの能力が無い。
まぁ現行作品をゲーム化すると、こういうことはよくあるね。

本作の主人公はロマサガ風の一言キャラで空気状態だが、
自分の海賊団ってことだし、感情移入の点では無難だろう。
男の仲間は血気盛んなお調子者で、女の仲間の性格はナミに似ている。
主人公以外の仲間は多彩な外見から自由に選択できるが、
ムカつく外見のキャラにすると本当にウザく感じるので注意w
<タグ>ゲームレビュー 評価 攻略
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フィールドマップは全て海で構成されている。
移動中は食料を消費し、0になってもゲームオーバーにはならないが、
後述する戦闘モードでパラメーターが大幅にダウンしてしまう。
また、船首が向いている方角に大砲を発射して敵船を破壊できる。
各所にある陸地には上陸ポイントが設定され、
武器やアクセサリーを扱う売店、造船所、酒場、
食料の調達場所、ルーレットを使用しての宝物の入手、
手に入れた宝物を鑑定する場所など様々。
宝物以外は一つの町にまとめろとか思ってはいけない。
ちなみに当時、ファミ通の記事で目にして、
「ワンピースの大航海時代w」とニヤニヤしながら読んだ記憶がある。
…いや、決して悪い意味ではなくて(´・ω・`)

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本作には船から攻撃する以外にも、様々な戦闘モードが存在する。
船上バトルは最も一般的な戦闘で、海上で敵船に触れると発生。
敵味方ともに3対3の戦いとなる。
攻撃は武器ごとに設定されたルーレットを止めることで行われ、
武器の性質によりルーレットのスピードとパネルの配置も変わる。
弱、中、強、ハズレの他、これらのパネルに別個に
状態異常や回復などのパネルが追加されることもある。
心力のカードに止めると再度ルーレットを回せてコンボに繋げられる。

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原作や劇場版キャラからオリジナルキャラを含めて総勢68人も登場し、
酒場で出会って乗組員にすれば助っ人として戦闘に参加してくれる。
ルーレットに助っ人カードが追加され、それに止めると、
助っ人ポイントを消費して独自の行動でサポートしてくれる。
主人公達はいたって普通の人間のせいか、能力的には凡庸で、
目押しが苦手だとどうにもならないため、その救済措置とも言える。
ただ、敵側も助っ人を連れていることがあるので注意。

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ワードミックスバトルは海王類や原作キャラとの戦いで発生する。
船内にある物を敵に投げつけて撃退するというもので、
ランダムワードから表示される長い単語のものほど威力は高くなる。
しかし、時間制限も無く、どの単語が長いかなんて一目瞭然なため、
知育ゲーム以下の内容になってしまっている。
時間制限を入れて、大きくて重い物ほどダメージを与える仕様にすれば
少しはゲーム性が高まったと思うんだけど。

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ボス船シューティングバトルは相手の船に対し、
段数無制限の大砲で弾を撃ち込み、沈没させた方の勝ち。
その名の通り、各ステージの終わりに発生することが多い。
こちらは回避行動や間合いなど一切取れないため、
敵の弾は撃ち落として対処することになる。
ボタン連打でどうにでもなるのでイベントの一つとして見た方がいいね。

色々と微妙な内容になっているが、
最も致命的なのは、セーブがステージ選択画面でしかできないこと。
ようするに中断セーブができない。
いつでもこの画面には戻れるが、一度ストーリーを終わらせないと
そのステージの最初に戻される仕様となっている。
これによりステージの4つ目に当たるゲッコー諸島では、
人物の送迎とヤシの葉集めがプレイヤー殺しとなっている。
俺はレビューのために再プレイしたわけだが、
ここをクリアするのに2時間くらいかかったんじゃないかな。
家族と同居している人は母親に説教されそうなので注意。
それと実際に売られている(いた?)カード集め要素もあるけど
ルールや効果などを説明しているわりに、
ゲーム内では遊べないのでコレクション程度に留まる。

総評すると、当時のワンピースのファン層が幼かったためか、
全体的に子供向けに作られている印象。
(…ハニークイーンのエロっぽい画像を貼っておいて)
それとレビューの流れから分かると思うが、
本作独自のシステムがそのまま弱点になってしまう感じで空回り気味。
できることができないと言う、良作になり損ねた感がある。
ただ、主人公達の立ち位置は絶妙で、ただの橋渡し役では終わらず、
クリア後に名声値を高めてグランドラインに行けば、
麦わら海賊団との船上バトルも可能になっている点は評価。
ゲームとしてもキャラゲーとしても悪くはない作品だと思う。

グラフィック
音楽
システム
熱中度
満足度
総合評価
3
3
2
3
3
56
(※グラフィックと音楽の評価はハードにより異なります)