子供心を忘れたくても忘れられないゲームオタクの日常

機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOST

2016.10.19 (Wed)
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自機と僚機の2機編制チームで戦うコスト制3D対戦ACT。
前作の特長を受け継ぎつつも対戦バランスは順当な進歩を見せており、
参戦機体の増加は勿論のこと、かけ合いや原作ネタも増え、
グラフィックデザインも一新されて重厚さが増した。
ちなみに前作のプレイ日記を読んでみたんだけど、
読み手のことを考えずに、専門用語を略して重ねて使うのは
格ゲーオタクなんかに多く見られる悪癖ですな(´・ω・`)
乳とか自由とか、機体名におかしな当て字してなくて良かったw

本作はコントローラーの全てのボタンを使うだけではなく、
同時押し要素もあり、説明書に書かれていないテクニックも多く、
基本的な操作方法をそのまま表示しただけの
簡素なチュートリアルが実装されているだけなので
新規プレイヤーに向けたサポートがあまりされていない。

「某所で格ゲーと違って取っ付きやすいと言ってたしw」などと
商業用の意見を真に受けて中途半端な知識と経験でオンラインに挑むと
敵の攻撃どころか、僚機の口撃にまでフルボッコにされる恐れあり。
ただ「最近のVSシリーズのシステムには付いていけない」とぼやく、
オールドタイプのままでいるのはあまりに悲しすぎる!
ともにニュータイプとして覚醒しようではないか!
もう若い世代に「やめてよね、ファースト世代のおっさんが
僕に勝てるわけないだろ」とは言わせない!
<タグ>ゲームレビュー 評価 攻略
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<タグ>上野善宏 未勝利 民間人
基本となるチームの戦力ゲージは、敵味方ともに6000(設定変更可)
敵チームの機体を撃破し、戦力ゲージを0にすれば勝利。
機体ごとにコストが設定されており、
その構成は1000、2000、2500、3000と4つのタイプに分かれている。
高コストの機体は、高い性能や特殊能力を誇る万能機体が多いが、
撃破時のリスクが大きいといった短所があり、
低コストの機体は動力、耐久力ともに低めで、ネタ機体も多いものの、
撃破時のリスクが小さいという長所がある。
また、本作ではコスト2000機体が全体的に強化された。
高コストの機体が前衛となり相手を動かしつつ、
前衛が作った隙を後衛が狙っていくというのが理想的な展開とされ、
チーム内における機体編成の戦略性も重要になってくる。

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様々なシステムが積み重なり、こちらの攻撃を当てつつ、
敵機の攻撃を回避するのが操作の基本となる。
攻撃が当たるタイミングは機体や武装の性能によって様々で
機体や武装を問わず当てられるタイミングが着地となる。
着地時は着地硬直と呼ばれる機体が動けないスキが発生する。
このタイミングを狙えば、命中率は俄然高まるし、
逆に狙われたら回避するのは困難となる。

そして移動の基本となるブーストダッシュ(以下BD)や
ステップはブーストゲージを使うアクション。
BDは移動の基本で、あらゆる行動をキャンセルし、
ステップは敵の攻撃の誘導を無効化し、格闘をキャンセルできる。
これらを使い分けて攻撃の起点とする。
ただ、ブーストゲージは有限なので、
どんな機体でも必ずどこかで着地しなければならない。
相手の着地を読んで攻撃し、
こちらの着地のタイミングをずらして回避する。
この2点は対戦する上で非常に重要なポイントとなる。
ここから先はどうすれば着地を狙えるか、
逆にどう動くと着地を狙われないかを念頭に戦わなければならない。

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本作の大きな変更点としては、覚醒システムである、
エクストリームバーストに2種類のタイプが用意された。
Aタイプは攻撃力やBDのスピードが強化されるが、
防御への恩恵が少ないという短所を持つ「アサルトバースト」
Bタイプは防御力が上がりロック距離が伸びる上に
覚醒時間が長いものの、攻撃への恩恵が低い「ブラストバースト」
また、前作では強機体のみに実装されていた、
バーストアタックが全機体に実装されバランスが測られた。

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アーケードモードのブランチバトルコースは選択性で、
ダライアスよろしく、右下のルートに向かうほど難易度は高くなる。
また、左右に入力すると敵機のシルエットがフィードして
別の対戦相手を選ぶことができる。
クリアするだけではなかなか見栄えがしないもの。
ニュータイプっぽく見せるには「稼ぎ」が大きなポイントになる。
また、稼ぎはスコアゲームの楽しさそのものなので
誰でも自然と挑むことになるので別に問題はないだろう。

ボスラッシュコースは楽しむ程度にしておくと良い。
MAのほとんどがハイパーアーマー持ちなので
コンボの練習にすらならない。
対人戦では、そんなシチュエーションなんか無いから
苦労のわりにはこれといった成果を望めない。
最小の努力でなるべく大きなインパクトを残すのが、
我ら強化人間やブーステッドマンのスローガンなのだ。
(ニュータイプになるのは、もうあきらめました)

そもそも圧倒できる技(起き攻めなど)も、
対人戦では盤石な戦法になどなり得ないので
必勝パターンという名のワンパターンは腕を鈍らせるだけとなる。
フルバーストミッションは複数の弱機体を相手にする別ゲー状態なので
結果的に遊べば遊ぶほど癖が付いちゃって対人戦では下手になる仕様。
おかしいですよ、カテジナさん!!

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…まぁ結局、オフライン要素で楽しめるモードは、
前作と同レベルか、それ以下なんだけど、
オフラインで画面分割しての2人協力プレイは楽しめたね。
前作はなぜか画面が4分割っていうくらい小さく表示されて、
俺の28型のテレビじゃゲームにならなかったので。
ちなみに俺には友達がいないので甥とプレイしての感想です…
例え僚機が猪でも、気が知れた者同士なら楽しいものです。

前作ではオフライン限定だったカスラムサントラが、
オンライン対戦でも適用されるようになり、
対戦以外の曲も変更できるようになっている。
カスタムサントラが設定できる数は作品ごとに大きく異なり、
前作に比べると微妙に扱い難いが、
他のカスタムサントラ対応ゲームに比べると
遥かに使いやすいのでそれほど気にならない。
つか、ガンダムシリーズの名曲が揃っているだけで十分だわ。

悪いところと言えば、やはりDLC関連の諸々なんだけど、
俺は別にこの手の商法は、買い手や需要があるのなら
欲しい人だけ利用すればそれで良いと割りきっているのだが、
機体選択画面でデカデカと「未購入」の文字を入れるのはどうかと。
堂々と未登録機体として紹介する開き直りっぷりがね…
ゲームそのものは良いのに、なんか勿体無いなと。

総評すると、DLC機体のバンシィ・ノルンとリ・ガズィさえ省けば、
対戦バランスは良好との評判通り、快適な対戦ライフが待っている。
個人的に、伸び代があるうちが一番面白いと感じる作品なので、
向上心がある人や試行錯誤しながらプレイする人にはオススメできるが、
連ジで時間が止まっている人は敷居の高さを覚悟した方が良いと思う。
オフラインで楽しむのは十分にありだが、オンラインだと話は別。
チーム制バトルで初心者が経験者と戦うということは最悪の場合、
スト2で格ゲー歴が止まっている懐古厨のおっさんと
スト4で様々なシステムを使いこなしている熟練者の組み合わせ同然。
個人勝負ならスト2おやじがフルボッコにされて終わりだが、
本作の場合、どう考えても2人とも幸せになれない。
…実は文頭のオールドタイプ救済の話は釣りなんだ、すまない(´・ω・`)

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それでは手を振るソシエ嬢の画像を最後にお別れです。
なお、苦情メールは受け付けておりません。

グラフィック
音楽
システム
熱中度
満足度
総合評価
4
5
3
4
4
78
(※グラフィックと音楽の評価はハードにより異なります)