子供心を忘れたくても忘れられないゲームオタクの日常

THE ロボットつくろうぜっ! ~激闘!ロボットファイト~

2016.05.05 (Thu)
SIMPLEシリーズは数多のジャンルを取り入れた力作や怪作が多く、
本作はロボット製作SLGで、アクション要素のあるロボットバトルと
学園生活を描くADVパートの3つから構成される。
舞台設定としては、現実にあるロボットコンテストや、
アニメのロボットバトルを合わせたような独特の世界観を持つ。
<タグ>ゲームレビュー 評価 攻略
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主人公の草壁ケンは母親の七光りを傘に不良グループに参加する、
可愛い女の子と格闘ゲームが大好きな
お調子者の湘南九十九高等専門学校の3年生。
同じ学校に通う幼なじみの伊東アイから
廃部寸前のロボット研究部について相談される。
ケンはロボットには全く興味がなかったが、
ロボットバトルの大会「ROBO-X」の常勝校である、
聖サテラ学院のスーパー美少女、来宮アスカの存在知り、
彼女にお近づきになろうと意気込み、ロボット製作に参加する。

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俺はこういう目指すべき目標が女性キャラとかは特に嫌いじゃない。
今も昔も多い、厨二病的なイケメンがラスボスとかより好き。
ファントムクラッシュのモナリザとかむしろ良かったしな。
基本的にキャラが皆立っており、女性陣だけでも
ツンデレ幼なじみと完璧お嬢様をメインとして、
小悪魔双子妹、元ヤンママ、巨乳お姉さん、天然女教師、
電波系アイドル、堅物眼鏡、ババア口調ロリ、ブラック綾波を網羅。
有名声優陣によるフルボイスで主人公のケンを神谷浩史氏が熱演!
アニメ風ムービーに主題歌まであり、
大手のギャルゲーのような豪華さを醸しだしている。

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SLGパートは部員の1週間の行動を設定する。
ロボットのパーツの開発や修理や強化をしたり、
必殺技のプログラムを開発したり、
上記の技術レベルの経験値を得る勉強のコマンドがあり、
取れる行動は1人につき1種類のみ。
週末になると行動の成否の結果が報告される。

どのコマンドも当然お金がかかるので、
限られた部費の使い方も考慮しなくてはならない。
マッシュが強化に失敗した時の、
げっ歯類を思わせる悲鳴を聞くだけでストレスを感じ、
納豆のヤケ食いをしかねなかったので小まめなセーブが必要。
そういや昔、ロボットコンテストの番組で言ってたんだが、
制作費に10万円ほどかかるらしいな。
消耗品のギアやらなんやら、物によっては数個で1万円とか。
月13万円の部活動もあながち多いと思えなくなってきた…

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製作するロボットは重量にして数キロ前後のもので、
S、M、Lの三段階のサイズが設定されている。
小さい方が俊敏性に優れ、大きい方が耐久力に優れる。
ボディ、アーム、レッグ、ヘッドの各パーツからなり、
部位ごとに細かいパラメータが設定されている。
耐久性や攻撃力は勿論、
重量や消費電力といった要素も重要になる。

同じサイズ間であればパーツの使いまわしが可能。
…とは言え、パーツの製作数と総数を見積もると、
思い通りのロボット(主に外見)を作るのは至難の業。
なんと本作はカラーエディットができないのだ。
ちょっとこれは致命的な問題だと思う…
更にロボットの名前に「ヴ」が付けられない。
今時のロボットものには必須だろう、厨二病的な意味で。
つか、デフォルトリネームには存在している…(´・ω・`)?

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ロボットバトルはダサくてヘボいが逆にリアルさを感じて燃える。
リモートコントロールダンディや
ギガンティックドライブともまた違う、
アナログスティックをリモコンに見立てた操作は面白い。
動かすたびにウィーンウィーンと機械音がなるのもツボ。
メカフェチにはたまらない一品になるかも。

ただ、操作の慣れもあると思うが、
基本的に1周目は「可愛いがり」に遭うと思う。
相手のロボットがこちらの倍以上の性能とかザラなので。
だから殴り合いとか同じ戦い方をしていたらまず勝てない。
ロボットの防御力は、正面>側面>背面となっており、
後ろから攻撃するのが常套だが、敵はそんなことをお構いなしに
「触れられたら終わり」的な攻撃を繰り出してくるので結構シビア。
勝つためにはハメ技とか、リングアウトを狙う、そんな感じ。
とりあえず序盤は機動&駆動力の高いレッグを開発して、
敵が大技を出してきたらその隙に前進してグイグイ押し出す。
ゾンビアタック連打でリングアウトを狙うのあり(セコイ!)
慣れたら相手の後ろに回り込んで踏み込みダブルアッパーで。

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ちなみにRスティックで全ての技をキャンセルできる。
ドロップキック中に空中に浮かんでいてもキャンセルできるww
昨今の格闘ゲームのでコンボ入力で例えると
「このタイミングですばやく入力しないとつながらない」
となるわけだけど本作のキャンセルは優先度高すぎ。
でもまぁこの技を使ってようやく勝てるようなロボットもいるし、
1周目に限って言えばバランスブレイカーってほどでもないかな。
一歩間違うと相手に攻撃が当たる前にキャンセルされるし。

また、バトルの勝敗によって部員のテンションが増減する。
つまり、勝敗が上記のSLGパートに関わってくるのだ。
しかも1度負けると、1勝した程度では
テンションを回復させることはできない。
負けてもゲーム自体は進行するが、
お金もテンションもロボットも底辺をさまよい続ける、
負のスパイラルに陥ることや、
ケンの「良い夢」パートが省かれるリスクを考えると
慎重にバトルに臨まなくてはならないだろう。

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…つか、この手のキャラやノリを否定している奴ってなんなの?
ちょっとでもエロ要素が入ってると悪みたいに言いやがって…
深夜アニメや萌え系の漫画は大抵こんな感じだぞ。
(真人間はそんなもの見ません)

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SIMPLEシリーズはアイディア勝負と言うか、
むしろアイディアしかないゲームも多かったりするが、
本作は地球防衛軍シリーズに並ぶ良作だと感じた。
基本的にはパーツを作って組み立てて試合して、
ADVパートを眺めるだけだが、単純明快でむしろ良い。
この単純さは当時、SIMPLEシリーズでしかできなかっただろう。
また、数多くのパロディ要素やメタ発言を楽しむゲームでもあり、
なんて言うか、全体的にロボノが好きな人にはオススメできるが、
それ以外の人にはオススメと言うか話題にするのもままならない、
ある種、そういう作品であることはご理解頂きたい…

グラフィック
音楽
システム
熱中度
満足度
総合評価
3
3
2
4
4
67
(※グラフィックと音楽の評価はハードにより異なります)