子供心を忘れたくても忘れられないゲームオタクの日常

ポピュラス2

2016.03.08 (Tue)
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イギリスのゲームクリエイター、ピーター・モリニュー氏の
出世作とも言えるポピュラスの続編でRTSの先駆けとなった作品。
プレイヤーはゼウスと人間の女性の間に生まれた青年となり、
「人間を舐めんな!」ばりにオリンポスの神々に対決を挑む。
ゲームの目的は主人公を崇拝する信者の人口を増加させて、
敵の神を崇拝する信者と住居を滅ぼし駆逐すること。

本作は信者を直接操ることはできないため、
啓示コマンドによって信者の行動を切り替えながら進めていく。
こう書くと戦略要素が高い硬派なSLGに感じるが、
実際は敵に対する嫌がらせや足の引っ張り合いに全力を注ぐ内容。
「ゼウスの苛烈な試練を超えたとき、僕は自分の性格が嫌になった」
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<タグ>兎に角 船越陽大 ブログ
主人公は神の息子だけあり、神と同等の奇跡を起こすことができる。
人、植物、土、気、火、水の6つのエレメンタルを源流とする、
神技を操り、火柱が上がり、雷鳴が轟き、渦潮が押し寄せる。
また、各々の属性のヒーローを呼び出し、敵の信者達をアッー!
しかし、いつでも奇跡が起こせるわけではない。
これは地上に住む信者の人口を増やすことで可能になる。
自分の信者が繁栄するとそれはマナとなり、
より大きな天災を発生させることができるようになるのだ。

そのためにはまず、人が暮らせる土地を作って広げていくわけだが、
土地を平らにして広げていくと建物がどんどん豪華になっていく。
この地面を平らにしていく作業が妙に快感で、
地面を上げたり下げたりして住み易い土地を用意すると
その場所に人がやってきて家を作る。
家を建ててしばらく経つか建物の中央でBボタンを押すと
家から人が出てきて、また新しい家を作るって感じで
人と家がリアルタイムで増えていく様子が目に見えて楽しい。

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プレイヤーは一つずつマップをクリアしていき、
その結果に応じた一定量の経験値を得られる。
まぁ敵のリーダーを狙いながら、だらだらプレイしていれば
高評価を得られるはず(…いいのか?)
各々のエレメンタルに数値を割り振り、
それによって神技の威力は増加していく。

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ステージにより使用可能な神技はあらかじめ決められており、
上記の経験値が少なかったり、特定の属性に特化してしまうと
思わぬ不利を強いられることがある。
…上下に整地出来ない誰得の謎ステージも存在する。

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もし攻略で詰まったら木のエレメンタルの沼地を使えば良い。
この神技は低コストな上に広範囲で、
アドニス以外のヒーローを即死させる。
敵は沼の整地はアバウトなので非常に効果的。
まず、敵のリーダーがヒーロー化する前に抹殺し、
敵のシンボルを沼地で囲むことを繰り返す。
また、毒の沼地が使えないなら地割れや城壁で囲んでも良い。
とにかく、敵のリーダーがヒーロー化さえしなければ負けない。
…まぁこの作戦もデメテル戦まで有効で、
ガイア戦からはCPUに有利な鬼畜縛りで根性論になるけど。
もっと輝けということなんだろうが、
強力パスワードがあるんで無理にツッパる必要なんてないぞ。

問題点は、わりと早い段階で処理落ちが酷くなること。
そして一応シナリオは前述通りあるにはあるのだが、
これといったイベントは無く、終始淡々と進む。
神々と対決してる感もあまり無い。
BGMはタイトルとマップ画面くらいしかないので、
作業的な内容に拍車をかけている。
将棋や囲碁じゃあるまいし、せっかく世界観が構築されたんだから
それを生かしたBGMを作ればいいのにな。
SEから脳内に流れるガチムチパンツレスリング(あんただけ)

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前作のような様々な世界を舞台とする遊び心は無くなったが、
ゲームとしての完成度は高まったと感じた。
1をクソゲーだと感じた人の中には、ゲーム内に目指すべき目標が
無かったというのもあったんじゃないかな。
元々、ポピュラスは地味で殺伐としたゲームなんだけど、
自分はコーエー作品やシヴィライゼーションなどの
宅地造成型のSLGって結構好きなんだよね。
ポピュラス2は作業ゲーという側面が非常に強いものの、
ターン制のSLGには無い緊迫感があるスルメゲーだと思う。

グラフィック
音楽
システム
熱中度
満足度
総合評価
2
1
3
4
3
58
(※グラフィックと音楽の評価はハードにより異なります)