子供心を忘れたくても忘れられないゲームオタクの日常

エアフォースデルタ ブルーウイングナイツ

2015.12.10 (Thu)
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数々のスクロール型STGで名を馳せたコナミの3DフライトSTG。
単機で敵部隊を壊滅→超絶兵器破壊→巨大要塞潜入という、
途中から「戦闘機の使い方間違ってますよ」的な
アレな熱いミッションと個性豊かなキャラクターによるストーリー。
また、実在する戦闘機を含む130種類の機体が登場し、
クリア後は条件によりグラディウスのビックバイパーや、
ツインビーなどのコナミの往年のSTGの機体が使用可能に。
こういう遊び心というかファンサービスは凄く嬉しい。
問題なのは本作を遊ぶレトロゲーマーが一体何人いるかだな…

宇宙空間で生活する軌道市民共同体「O.C.C」は
地球上にはないオーバーテクノロジーによる兵器を使用し、
地球に対して宣戦布告し、地球全土を制圧した。
しかし間もなく、補給線を延ばし続けたため消耗し停滞に。
O.C.Cに対抗するため編成された地球防衛同盟「E.D.A.F」は
ここぞとばかりに民兵や傭兵など素性を問わずに召集し、
補充兵として最前線に転属させていく。
その中に問題兵隔離部隊と呼ばれる、
第27航空戦闘軍団第4混成航空中隊、通称デルタ中隊も
最前線へと送り込まれるのだった。
<タグ>ゲームレビュー 評価 攻略
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<タグ>小西大輔 京都 薬剤師
プレイヤーは一人の主人公を操作するのではなく、
デルタ中隊という3人1組、3つの小隊を組織することになる。
変わった人間が多いのもデルタ中隊の魅力で、
彼らのやりとりを見ていると
その人となりや人間関係、過去の出来事が分かってくる。
また、敵であるO.C.Cの内部事情も語られる点も多く興味深い。
O.C.Cはガンダムやマクロスに出てきそうな巨大兵器が存在する、
近未来の世界観であり、強化人間っぽいキャラも登場する。

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しかし、E.D.A.Fは現実に存在する戦闘機が主力で、
1970年代の旧式のジェット機どころか
第二次世界大戦で使われたレシプロ機(プロペラ機)にまで搭乗する。
エースコンバットでお馴染みの突入ミッションが中心だが、
これらで巨大扇風機やタイヤ戦艦などの
トンデモ兵器と渡り合う構図はかなりシュール。

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ゲーム後半になるとO.C.Cの本拠地である火星に乗り込むが、
「地上の戦闘機にブースター付ければ宇宙戦もおk」的な
ぶっ飛んだ会話を見てむしろ病み付きになってしまった。
もういっそその理論でレシプロ機も飛ばしてやれよw
もはやバカゲーの域(…もしかしてバカゲーなのか)

操作性はエースコンバットシリーズとほぼ一緒で、
自機後方視点とコックピット視点を切り替え可能。
ただ、全体的に敵が機敏なせいかもしれないけど、
敵の後ろに付いた後、エースコンバットの感覚で
減速と旋回を行うと標的に一気に距離を離されたりする。
ちなみにA/B全開、減速はエアブレーキのみで行えば
エースコンバットよりも急旋回できたりする。

ミサイルの飛距離の短さとヨーイングのしやすさが顕著かな。
まぁ、こういう機体の挙動はゲームごとに癖があるので面白いね。
フライトシミュレーターじゃなくてフライトSTGだからこそ、
メーカーの味付けの自由度が高くて面白い。
つか、やっぱりコナミのSTGの技術は高いです。

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本作のシステム的な特徴と言えば大きな時間の流れがあり、
SLGに見られるターンやフェイズ形式でシナリオは進む。
ターンはフェイズを細かく分割したもので、
10ターンが経過すると次のフェイズに進行する仕組みで
フェイズが変わるとミッション一覧が変化する。

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ブリーフィングルームで表示されるミッションは、
必須型と選択型の2種類が存在して、
必須型はリストにE.D.A.Fのマークが入っており、
これをクリアしないまま次のフェイズに進むと
ゲームオーバーになってしまうので注意。
選択型は大抵小隊ごとのミッションになっていて
出撃するかどうかはプレイヤーの自由だが、
クリア後はイベントの他に
新たな機体を手に入れる条件にもなっている。

敵側が防衛策として遭遇戦を仕掛けるパターンもあり、
それでも1ターン消費するので余裕を持って行動したい。
また、同じミッションでも選択したキャラによって、
登場する敵やイベントの会話が変化し、
条件を満たせば敵を説得して仲間にする展開も。

気になった点はインターフェイス面がやや弱く、
撃墜されると整備長と参謀に駄目出しを喰らった挙句、
機体は損傷状態で修理費がかかり、購入した特殊装備は買い直し。
ターン数も減り、被撃墜数までしっかりカウントされるので
とてもこの現状で続けようって気にはならずロードすることに。
そのまま続けるにしろリトライ出来ないので結構な手間となる。

総評すると、色々と粗はあるし、ツッコミどころも多く、
リアルさと言うか現実味を求める人には全くオススメできない。
更に難易度は高めで、イライラするミッションが多いので
世界観やキャラに期待して買う層とは相性が微妙な気がする。
上記の点を踏まえると、エースコンバット3が好きな人なら楽しめる。
世界観や突入系ミッションの多さとかゲーム構成も似ているし。
実はプレイする前は全然期待していなくて、
エースコンバットシリーズの二番煎じの
凡作クラスのゲームだと予想していたけど全然違ったww
それと最後に、エースコンバット3は神ゲー。

グラフィック
音楽
システム
熱中度
満足度
総合評価
3
3
3
4
4
71
(※グラフィックと音楽の評価はハードにより異なります)