子供心を忘れたくても忘れられないゲームオタクの日常

バウンダリーゲート

2015.11.21 (Sat)
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…お分かり頂けただろうか。
タイトル画面を覆うほど間近に迫り、
こちらを眺めつつ、微笑む黒髪の女性の姿を…
(このネタ、別のゲームレビューでやったな…)
<タグ>ゲームレビュー 評価 攻略
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ゲーム内容は極めてオーソドックスな3Dダンジョン型RPGで
プレイヤーは主観視点で街やダンジョンを探索する。
既成のRPGの様々な要素を集め合わせ、
バランスを測ろうと思ったかどうかは知らないが、
本作はその名残は見られるものの「特徴が無いのが特徴」という、
極めて薄味のものとなってしまった印象。

Wizのように宝物を発見したり探索する楽しみは薄いし、
メガテンのように二転、三転するシナリオでもない。
大作のシリーズものと比較するのは酷だが、
差別化を図るためのオリジナリティが無いと比較せざる得ない。

世界観も中世ファンタジーの中に、
近未来的な技術が垣間見られるが、確信部までは語られず、
「そういう技術が昔からある」という認識に留まる。
思い切って銃夢っぽい世界観に統一した方が化けた気がする。
キャラクターも他のゲームの地味なのが集まった感じで
旅の傭兵フィンが街角で襲われているリスプという女性を救出して
何となく同行する流れから世界を救う目的に変化するという、
まぁ今となっては古典と言うか、近隣をお使いさせられるだけ。

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旅の目的が明確になったところで、
リスプ以外のキャラは主人公を含めてどんな境遇か分からないし
サブイベントなどは無いのでイマイチ感情移入も出来ない。
悪役サイドは不思議の海のナディアそのまんま。
つか、キラルの出番が少なすぎ。
ジャケ買いした俺涙目ワロエナイ…

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ぶっちゃけ、とてつもなく壮大な物語だと予想していたら
結局は一つの国の中だけで騒乱は終わってしまい、
他の場所に行けたりしないので酷く世界が狭苦しく感じる。
プレイヤーが試行錯誤して介入する部分は無くても
最終的な経過が変わらなくても
イベントによりそれなりに楽しく感じると思うので。
上記の点を含めてもう少し世界と人に幅を持たせてほしかった。

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戦闘は敵が1体ずつしか出現しないが、
こちらは最大4人で戦うことができる。
こうなると敵がかなり強く設定されているのではと思われるが、
全然そんなことはなく、ボス戦でさえ
全体攻撃の後の回復を怠らなければ負けないレベル。
敵によっては攻撃はスカスカ外れるが、
連続攻撃できる武器が多いのでテンポは良い。

まぁFF4のラストダンジョンの下層みたいに、
ボスキャラレベルのザコと戦うことを終始やらされたら
確実に飽きるのでこのゲームバランスで良かったと思う。
製作者側もおそらくクリア出来る難易度にあえてしたのだと思う。
敵のエンカウント率を変更出来る親切設計があるし、
難しくしようとすれば、いくらでも難しくできるわけだし。
…しかし、敵が1体ずつ出現ってのがよく分からないのだが、
おそらく容量的な問題だろうか。
アニメーションとエフェクトは結構頑張っているんで。

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強敵はいないが、フラグ立てがやや面倒で、
アンブローズ襲撃の際に南地区の物乞いに出会って
瞳の紋章の鍵を手に入れないといけなかったり、
医療聖堂研究施設で手に入れる山羊の鍵の使用場所は
過去に攻略したアモーク要塞であることや、
国王救出後はアンブローズ西区の軍の連絡所に
連れて行かなきゃならなかったりと
そういう重要なイベントの流れはノーヒントなので
情報を聞き逃したり忘れたりすると
詰まる可能性があるのは昔のゲームならでは。

プレイしてて思ったのは、ネット上に本作の情報が少ないのは、
知名度というもの以上にクリア後に何の印象も残らなかったという、
プレイヤーが多かったこともあるのじゃないかなと思った。
王道とかスタンダードとか無難とか、言い方は数あれど、
人によってはそれらを通り越して退屈なレベルかもしれない。
様々なゲームから多くの要素を取り入れているのは分かるけど
それが小さすぎてSIMPLEシリーズのTHE3DダンジョンRPGとか
そんなレベルに落ち着いてしまった印象。
本作はライトユーザーや当時のゲームの雰囲気が好きな人には
楽しめる作品なのではないかと思う。

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おい、ジイさん、どこ触ってんだ!!
むしろこういうイベントをガンガン入れるべき。

グラフィック
音楽
システム
熱中度
満足度
総合評価
3
3
3
2
3
55
(※グラフィックと音楽の評価はハードにより異なります)