子供心を忘れたくても忘れられないゲームオタクの日常

アリス マッドネス リターンズ

2015.09.29 (Tue)
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「不思議の国のアリス」をマッドネスの名の通り、
残酷で狂気じみた世界観に大幅にアレンジした3D・ACT。
メルヘンじゃなくてメンヘラだったでござるの巻。
ところで、君達は不思議の国のアリスのお話を知っているかな?
知らないならおじさんお兄さんがお話してあげよう。
さぁみんな近くに寄ってごらん( ^p^)
…とか公園で子供達を集めて話していたら
間違いなく不審者扱いされて近くの交番に連れていかれるな…

少女アリスはお姉さんと一緒にピクニックに出かけたのですが、
お姉さんと離れ、不意に目をやると「遅れる!遅れる!」と
つぶやきながら走っている白ウサギが目に付きました。
それに興味を惹かれたアリスは、
白ウサギを追いかけて穴の中に飛び込みます。
アリスは地下世界の夢の中へと落っこちてしまいます。
ここからがアリスの不思議の世界への旅の始まりなのでした。
…とまぁ、あんまり元ネタに触れてもなんなので
興味がある子はおうちで絵本を読もうね(…いつまで引っ張るんだ)
<タグ>ゲームレビュー 評価 攻略
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<タグ>メンヘラ女 エロ
本作のアリスは火事により家族を失い、
ショックで廃人状態になって精神病院に入院しているアレな設定。
ただ、彼女は空想世界のワンダーランドではわりとまともで
そこの住人達とそれなりに生活を楽しんでいる。
しかし、そのワンダーランドに異変が起こり、
アリスはその解決と共に、彼女の呪われた過去と傷ついた心の
裏側に隠された真実を解き明かすまでを描いている続編もの。
ことさら薄汚れた19世紀のロンドンで物憂げに歩き回る姿と、
ワンダーランドで鬼神の如く戦う姿にギャップ萌え。

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ステージによっては世界観がだいぶ異なり、
アリスがロンドンで見た江戸と中国の明の時代の文化を
かなり勘違いして反映したステージがあったりと、
外国人が想像する日本みたいな設定も好きだw

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操作面は包丁片手のメンヘラ戦法を基本に、
3段ジャンプにホバリング、緊急回避や傘(盾)の反応も良く、
原作に出てくるようなシルクハットを被った機械仕掛けの
ウサギの爆弾を仕掛けて敵をスタン状態にしたり、
コショウ挽きやティーポットを使っての遠距離攻撃など
ユニークと言うかダサカッコイイ。

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逆に言うと、このような手順を踏まえないと倒せない敵も多く、
闇雲に突っ込んだらまず返り討ちにされるが、
ボタンを連打するだけで倒せるよりは良いし、
この一連の流れはチャチャと行動に移せるので悪くない。
ピンチの時は一定時間無敵になるヒステリーモードを発動できる。
また、QTEは無いので操作が面倒臭いってことも無いと思う。

ただ、総合的なゲーム性はマギーおじさんクオリティ。
一つのステージが無駄に長く単調で緩急の変化に乏しい。
なんでこんなに作業的なジャンプアクションと
小学生向けの謎解きを繰り返しプレイさせられているのか。
しかも似たようなことを3~5回ほど反復させられる。
イベントの少なさから来るメリハリの無さに、
序盤からどんどん陰鬱と言うより退屈になってくる。
記憶の回収、ビンの回収、豚の鼻探しもここまで来ると蛇足。
一度出会ったキャラくらいギャラリーに登録させてくれ。
10時間でクリアできるゲームを20時間分に引き伸ばした感じ。

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総評すると、雰囲気ゲーと割りきれば楽しめると思う。
ACT・ADVとしては可も無く不可もないレベルで
世界観を含めて当然、人を選ぶ作品なので
原作好きにもオススメできない誰得な作品かもしれない。
童話はどこか怖い部分があるものだが、その針が振り切れすぎw
3部作ということで最終作に期待が高まるが、
メンへラ女はババアになっても少女のままという妄想を続けるので
30代40代で小ジワの目立つアリスが登場しても違和感は無い。
おそらく他人から見たら不幸だが、本人は幸せという、
ややアレな感じのエンディングになるのではと予想している。

グラフィック
音楽
システム
熱中度
満足度
総合評価
4
3
2
2
3
54
(※グラフィックと音楽の評価はハードにより異なります)