子供心を忘れたくても忘れられないゲームオタクの日常

シスター・プリンセス

2013.05.24 (Fri)
sispri00.jpg

シスター・プリンセスは「電撃G's magazine」に連載された、
イラスト付き小説のメディアミックスもので、
今回は当然ゲームとしてのシスプリをレビュー。
元々は12組の兄妹達によるシナリオだったのだが
ゲーム化に際してオムニバス形式では
自由度とゲーム性が薄れると思われたのか
一人のお兄ちゃんに対し、妹は12人という形式になっている。

この家族構成というか、人間関係はほとんど説明されず、
どの姉妹にもそれぞれの家庭があり両親の存在も曖昧。
妹がこんなに沢山いて、お互い姉妹でありながら(千影曰く)
皆「ちゃん」付けで誰が年上なのかすらはっきりせず、
本編で後の登場となった春歌、四葉、亞里亞の3名にいたっては
外国にいたのでお兄ちゃんと会うのは初めてという謎設定。
ゲームの確信部に当たるはずの内容なのにその説明は一切無い。
もしかして夢オチなんじゃないかと不安になった…
<タグ>ゲームレビュー 評価 攻略
sispri01.jpg
<タグ>咲耶 千影 春歌 四葉
どの妹も可愛くお兄ちゃん大好きっ娘で
よってたかってお兄ちゃんに猛アタックするという、
まさに、お兄ちゃんになりたい全国の猛者達が待ち望んだ作品。
幼なじみ、お嬢様、メガネっ娘、スポーツ少女、
幼女、電波系、ストーカー、真宮寺さくらなど、
全てが妹属性込みで各種取り揃えられている。
彼女達は皆、心の底から兄を慕い、
他の男達など目に入らないといった様相を呈している。

sispri02.jpg

基本的には選択肢分岐型のADVだが、ギャルゲーの基本である
好感度による好き嫌いの前後展開が一切省略されている。
誰一人として、プレイ前後で感情の変化が無く、
最初から最後まで、お兄ちゃんのことが大好き。
…つまりこれは12人の妹達との一定のイベントを楽しみ、
後は自分の頭の中で設定を補完しろと言うことなのだろう。
とにかくシスプリはそのシナリオがあまりに強引かつ非常識で
妹に萌えられるか、またはバカゲーとして割り切らないと
とてもプレイできるものではない内容となっている。
慣れればチェキチェキっとプレイデキマス。

sispri03.jpg

…本作の特徴として「血縁度」という隠しパラメータがあり、
前述で好感度による変化は無いみたいなことを書いたが
この選択肢によって好感度と同様に変化して、
これが高いと仲良しの兄妹という血縁エンディングに、
低いと実は義理の兄妹だったという非血縁エンディングに分岐。
個人的に、それ逆のが良くないかと思ったが
エロゲーじゃないし近親相姦ネタはマズかったのだろうか。

とにかく自分のパラメーターを上げる作業やフラグ立て、
女の子達にゴマをするギャルゲーに疲れた人にオススメするが
ギャルゲー好きでも付いていけない可能性があるので要注意。
また、Key作品を好む意識高い系にもオススメしない。
本作は妹達に徹底的に慕われたい、尊敬されたい、
我がままを言われたい、保護してあげたいなど
常人では測り知れない欲望をかなえてくれる作品。
バカゲー(プレイヤー含む)としても実に俺得な内容であった。

sispri04.jpg

ああ、千影のためならこれくらい構わないよ。

グラフィック
音楽
システム
熱中度
満足度
総合評価
3
2
3
3
4
64
(※グラフィックと音楽の評価はハードにより異なります)