子供心を忘れたくても忘れられないゲームオタクの日常

ポケットファイター

2013.02.10 (Sun)
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コミカルにデフォルメされたカプコンキャラが集う格闘ゲーム。
元になったパズルファイターよりも、
こちらの方が印象に残ってる人が多いかもしれない。
一見すると2.5頭身故にキャラが小さく、
当時としても少ない使用キャラ数(隠しキャラ合わせて12人)、
明らかなライト層向けの雰囲気と難易度から
正直、ガチ勢からは見向きもされなかった印象がある。

ただ、格ゲーとしてのバランスやシステムは決して悪くはなく
フラッシュコンボへの割り込みや、
ガードキャンセルに、性能の高いスーパコンボが結構あり
初心者から上級者まで楽しめる作りになっている。
また、2Dの格ゲーでは珍しくダウン攻撃があったりする。
<タグ>ゲームレビュー 評価 攻略
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キャラが様々なコスプレを行いながら、
それに見合った攻撃を行うスペシャル攻撃が最大の特徴。
カプコンの他作品のコスプレやパロディ要素も取り入れられており
ダウン時に骨になったり、ティウンティウンしたりと良い意味でカオス。
背景にも多くのゲスト参加の演出や遊び心があって、
制作者も楽しみながら作ったんじゃないかな。

そして攻撃を受けたり与えたりすることで出現するジェムが
本作のシステム面で最も重要な部分となっている。
赤、青、黄に配色されるジェムにレベルが存在し、
レベル数により必殺技が強力なものとなり、
さらに、マイティコンボ(超必殺技)まで各色分存在するため、
2ラウンド以降は必殺技の応酬によるド派手な戦いとなる。

ただ、CPU戦に限定して言うと、
明らかにCPUがジェムを意識していない。
本作は格ゲーでは唯一の(?)回復アイテムまで存在するのに。
一番肝心な部分をCPUが意識していないってのはマズいだろ。
(自分もジェムを意識しないという方法もあるが、それも微妙だし)
ジャンルは違えど、似たようなシステムのPS2のゴジラでは
CPUが回収優先で憎たらしいほどにルーチンが素晴らしかったので
そこら辺を強化してたらもっと楽しめたと思う。

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さらに当時としてもお馴染みなのだが、
リュウ、ケン、豪鬼、ダンまでもが使用キャラになっている。
最近の格ゲーでは文句が無いほどに使用キャラが多いわけだが
全部で12枠しかない本作ではありがた迷惑ですらある。
ただ、使ってみるとリュウが明らかに使い易く、
出の早い波動拳に、レベル上がると無敵時間が長くなる昇竜拳、
高確率でピヨらせる竜巻旋風脚と隙が無く
いつものケンや豪鬼の下位互換という位置付けを打破している。

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例に漏れず春麗が強キャラの位置付けにあり、
速さと跳力からジャムを回収しやすく対空技も充実。
連打するだけでやたらコンボが繋がる高火力っぷり。
相手がCPUならまず負けることは無いだろう。
まぁ、センターポジションは春麗だし良いんじゃまいか(^ω^ )

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そして、後に発売されるマブカプ3でも参戦枠に入った、
ヴァンパイアシリーズのモリガン、フェリシア、レイレイだが、
いつも弱キャラに甘んじているレイレイが
珍しく強キャラというか、1、2を争うほど強くなっている。
回収用の空中ダッシュと消えるダッシュが本作でこそ発揮され、
天回傘は明らかにバランスブレイカーww

結局のところ、本作はライト層の獲得どころか大コケしてしまった。
おそらく最大の敗因は当時格闘ゲーム変革期だったこと。
SNK作品を上手く統一しチーム制を導入したKOFや、
3Dの格ゲーが注目を集め始めていた時期だった。
そんな中でもカプコンはヴァンパイアシリーズが好評だったため
本作にもそのキャラを参戦させたのだろうが
前述の理由からコア層の獲得にも至らなかった。
無印スト3と共に、ターゲット層が不明瞭すぎたのかもしれない。

グラフィック
音楽
システム
熱中度
満足度
総合評価
3
3
3
3
3
60
(※グラフィックと音楽の評価はハードにより異なります)