子供心を忘れたくても忘れられないゲームオタクの日常

STEINS;GATE その1

2012.07.28 (Sat)
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タイムマシンによる過去と未来の改変を題材にした、
想定科学ADVという小難しそうなジャンル名と
「これはギャルゲーではない」という前評判から
当初はガチガチのSFチックなものかと思っていたんだけど、
全然そんなことはなく、むしろ日常的にその可能性を感じられるほど
身近かつリアルに作られているように感じた。

変えた未来をまた元に戻そうとするのがあらすじで、
タイムリープの設定がかなりしっかりしているのが印象。
最初は偶発的に発明した電話レンジ(仮)で
過去にメールを送られるだけだが、
たった一通のメールで未来が大きく変わる展開、
中盤以降の盛り上がり、各話に山場がきっちりある。
伏線の張り方、全体の構成、軽快な会話のやり取りなど
全体的にかなりレベルの高いシナリオ構成で飽きさせない。
<タグ>ゲームレビュー 評価 攻略
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<タグ>シュタインズゲート レビュー
冒頭で天才少女、牧瀬紅莉栖が何者かに殺害されるが、
後日何ごとも無かったように普通に生きており、
その謎から核心部分に入る(紅莉栖は生身の人間である)
話の展開も、一つ問題を解決したらそれにより
また新たな問題が発生してそのつどラボメン達が苦悩しながらも
必死に運命に抗う姿は見ているこっちにも力が入ってしまい、
続きが気になってしょうがなくなっていく。

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選択肢ではなく、携帯電話のやり取りで
シナリオが展開していくのが思った以上に良かった。
当初はADVから選択肢を引き抜くと、
プレイヤーの選択肢を思いっきり引き抜くように感じたが、
遊んでみるとその役割を携帯が担うのだとわかり驚いた。

携帯に出る出ないの選択、もしくは出るタイミングによって
差があるので先が読みづらくかつ斬新。
ヒロインごとにルートが用意されている。
これはおそらく大半の人が最初に見ることになるであろう、
鈴羽ルートが終わってから気づくと思う。

ルートとか聞くとギャルゲーを連想させるが、
本筋に沿って分岐したルートの行き着く先が、
各ヒロインに割り当てられたエンディングなのであって
一概にギャルゲーに当てはまらない点もここら辺にあるかなと。
ギャルゲーと見るか、SFメインでギャルゲー要素はオマケと見るか
各々の求めている展開や実際のプレイで大きく変わると思う。

また、大半のギャルゲーは多少タルい展開とか退屈な場面が多く
人によっては本作の前半もやや冗長的に感じられるかもしれないが、
ナルシスト系主人公のADVによく見られる、
自分に酔ったポエマーな文章というものがほとんど無い。
本作の主人公は厨ニ病ではあるが自覚の無いメンヘラではない。

理想の未来を手にし、その願いを手放すことになったラボメン達に
謝罪しながらタイムリープを行っていく。
中には主人公を陥れる策謀を練る人物もおり、
一筋縄では行かずに失敗を繰り返しつつタイムリープを繰り返す。
好奇心からの浅はかな行動の代償はあまりにも大きかった。

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トラウマ必至の展開も多く、当初の雰囲気を覆される。
子供の頃、赤塚不二夫のおそ松くんのFCをプレイしたんだが、
シュタゲと同じように、過去と現在、未来が置き換わる内容で
普段の日常が壊れて行く描写が凄く怖かったのを憶えている…
(てか、おそ松くんって純粋なギャグ漫画なのになぜそんな展開?)
このホラーやオカルトとも違った焦燥感を味わえる。

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…とまぁ次はレビューというか、感想を書いてみます。
多少、いや、かなりのネタバレありです。